春が近づき、日差しもぽかぽかとあたたかくなってくると、道端や田んぼの中にピンクの小さな草花が咲きはじめているのを見かけませんか?
私たちの身近にある、楽しく遊べる草花「ホトケノザ」を紹介します。
「ホトケノザ」
科名:シソ科 オドリコソウ属
分類:超年草
花期:3~4月
ホトケノザってどんな草花?
ピンクの小さな花を咲かせる、シソ科の花でリップのような形の花を咲かせます。
よーく葉っぱをみてみると、なんとなく大葉に似ているような気もしてきませんか。
色も鮮やかな緑の中に、ほんのりと紫色があるのがわかりますね。
ホトケノザは葉の形が仏様の台座のように見えるところが名前の由来なんだそうです。
道端や田んぼのあぜ道、コンクリートの隙間など、「こんなところにも!」と言いたくなるくらい、いろんなところに生えていますよね。
そしてこのホトケノザ。
花を葉からやさしく抜き、花の付け根に蜜が入っているのはご存じでしょうか。
チョウやハチが吸ってなければ甘い蜜を吸うことができますよ。
ホトケノザを使って面白い遊びができる?!
そしてもう一点、「ホトケノザ」には面白いところが!
花の付け根の部分を笛のように口にくわえて、優しく吹くと・・・
「ピー!」と高い音がします。
草花なので、笛のように大きな音は出ませんが、とっても柔らかい音がなりますよ!
鳴らせるためにはすこしコツがいりますが、何度かチャレンジして鳴らしてみてください。
「ホトケノザ」の花にも、音が鳴る花と鳴りにくい花があるみたいです。
遊べるホトケノザは、七草の種類とは違う!
ところで、ホトケノザ・・・
春の七草にも「ホトケノザ」がありますよね。
まだまだ寒い1月7日に食べる七草がゆは、1年間の無病息災を祈るために食べる家庭も多いのではないでしょうか。
七草で食べられる「ホトケノザ」は、別名コオニタビラコといわれており、小さな黄色い花を咲かせるキク科の草花です。
今回紹介した「ホトケノザ」は、シソ科の草花で、種類が違いますのでご注意ください。
紫の花をつける「ホトケノザ」は食用にはむいてません。食べないようにお気をつけください。
ホトケノザで遊んでみるとき、手に触れたり口にするものは、電柱や道端のものでなく、少し高い場所に生えているものや畑の中にあるものをオススメします!
私たちが暮らす生活の中には、楽しく遊ぶことのできる自然がたくさんあります。
ぜひ見つけて触れて遊んでみてくださいね♪
ー この記事を書いた人 ー
Angela
広島県在住。保育士暦18年のアンジェラです。
自然の中にいること、山登り、キャンプが好きな2児の母です。
楽しいことを見つけては、アクティブに動きまくります!
絵本も大好きなので、とっておきを紹介していきます。