広島県竹原市にある大久野島は「うさぎ島」と言われており、全国的にも有名な観光スポットの一つです。
宿泊施設やキャンプ場もあり、長期休暇には多くの観光客で賑わっていますよ!
今回は日帰りでも楽しめる、竹原市の大久野島(うさぎ島)を紹介します。
大久野島「うさぎ島」までの道のり
大久野島へ行くには、フェリーに乗って行きます。ワクワクしますね!
今回は東広島市から出発したので、フェリー乗り場は竹原市にある「忠海港」から乗りました。
まるでカフェのようなチケット売り場! かわいいうさぎをモチーフにしたグッズや地産の商品も販売されています。
忠海港の駐車場は200台完備されており、第1駐車場と第2駐車場があります。
長期休暇などで駐車場がいっぱいになる期間は、臨時駐車場が開設されています。
道路に駐車したり駐車場の空き待ちをするのは禁止になっていますので、注意してください。
大久野島までのフェリー代は、往復大人720円(税込)、子ども360円(税込)となっています。片道は往復の半額ですよ。
大久野島に到着! うさぎが出迎えてくれますよ
大久野島に到着! 船から降りて少し歩くと、うさぎたちが出迎えてくれました。
観光客がうさぎのエサをあげているようです。うさぎ用のエサや野菜を持っていっても良いですね。
大久野島の注意書きを見てみると、観光客が増加したと同時にエサの放棄が増えているとのこと。
大久野島をキレイに保つため、うさぎたちの健康を守るためにも少しだけエサをあげるといいのかもしれません。
自然が溢れる大久野島は、ひとの手によって整備されていますが、うさぎは野生です。
観光する側も気持ちよく大久野島を楽しむために、協力できることをしていきたいですね。
休暇村 大久野島まで歩いて行ってみた
フェリー乗り場には、宿泊施設まで無料のシャトルバスがありますよ。便利ですね!
今回は大久野島の自然あふれる景色とうさぎとの出会いに期待を込めて、徒歩で宿泊施設のある場所まで向かいました。
フェリー乗り場から歩いていると、左手にうさぎが入ってこないようにと区切られているのか、キャンプ場が出現。
キャンプ場は後日紹介しますので、お楽しみに!
そのまま、まっすぐ歩いて行くと、道中にトイレがあります。
足の洗い場もあるので、泥んこになっても大丈夫ですね!
トイレの反対側には、大久野島の観光BOOKなどでよく見かけるのではないでしょうか。
「あー!有名なやつ!」となるのがこちら。うさぎの耳に見立てた「集音器」です。
フォトスポットとしても人気で、親子で並んでうさぎに見立てて撮影している人もいましたよ!
この「うさぎの集音器」は、風や波の音、鳥のさえずりや船の汽笛を全身で感じることができるほど音が集まってきます。
「うさぎはこんな風に音を聞いているのか~」なんて、気持ちになりますよ。
そして、大久野島といえば松ぼっくりが見ものです!
こちらは「大王松(ダイオウショウ)」という、全長約20㎝の松ぼっくりができます。(ほ、欲しい!)
落ちた松ぼっくりは、近くにあるビジターセンターに集められ、観光客や修学旅行生が参加できるクラフト教室などに使用されています。
春一番のような突風が吹いたときがチャンス! 落ちていることがあるかも。
落ちている松ぼっくりは持ち帰って良いと、ビジターセンターの方からお聞きしました。
大きな松ぼっくりは通常とは違い、釣り針の返しのようなトゲがたくさんついています。
とっても痛いのでケガしないように注意してくださいね。
ビジターセンターの裏には、休憩できるベンチと机があり、近くにはたくさんのうさぎたちが居ましたよ!
大久野島 ここまでやっと中間地点
フェリー乗り場からキャンプ場を抜けて、ビジターセンターまでやって来ました。
もう少しだけ頑張って歩くと、休暇村大久野島の建物の目の前には、常夏の島かと思うようなヤシの木やソテツが見えてきました。
ここまで歩けば、もう目の前! 休暇村大久野島の本館に到着しました。
休暇村大久野島では、レストランや日帰り温泉、レンタサイクルを楽しむことができます。
レンタサイクルは、1階にある受付カウンターで申し込むことができますよ。
ビジター:電動自転車 ¥800 (26インチ)
休暇村大久野島公式ホームページより
ビジター:普通自転車 ¥600 (24.20インチ)(16インチ補助輪あり。なし)
ご宿泊 :電動自転車 ¥600 (26インチ)
ご宿泊 :普通自転車 ¥400 (24.20インチ)(16インチ補助輪あり。なし)
チャイルドシートもございます!(15キロ以下)
お時間朝7時から日没までの間で2時間制となっております!!
大人にとって電動自転車もあるのは嬉しいですね! 子ども用の自転車も準備されています。
坂道が多いので、筋トレが目的でなければ電動自転車がおすすめです。
チャイルドシートをセッティングして、親子でサイクリングを楽しむことができますよ。
大久野島の山頂へ。ゆっくり登って約1時間半ほどの道のりです
サイクリングもよいですが、歩いて山頂を目指すのも楽しそうと思って体力不足にも関わらず登山をしました。
休暇村大久野島の本館を過ぎて歩いて行くと、矢印を発見。
『展望園地 540m』と書いてあり、距離を近く感じてしまった私。
階段も整備されているし、好奇心が勝ってチャレンジしてみることにしました。
うさぎ島と言われているだけあって、うさぎだけなのかと思いきや、イノシシも出るようです。
先ほどの写真左下に地面が掘られたような形跡がありますね。これ、イノシシがやってます。
けもの除けの鈴をつけたりや音楽を流したり、家族と会話を楽しみながら登りましょうね! 絶対に!
階段を上がり、山道を歩いて行くと・・・道が無くなりました。
これが道なのですが、水が流れたような感じになっていますね。
木の棒を持って探検隊ごっこをしながら登るとテンションもあがっていいですよ!
登り切ったら、また道が現れてきます。
一息ついて歩くと、ガサガサ・・・ガサガサ・・・
イノシシが出るって書いてあるから、少し怖いな~と思いながら振り返ると・・・
笑えません。本当に怖ったので思わず「もう!」って、声が出てました。
うさぎは山頂付近にもいるようです。
山頂にきた観光客からもらえるエサを期待しているのか、後ろをついて歩いてくれますよ。
ここまで50分ほど歩いてきました。子どもの足でも同じくらいか、遅いくらいです。
階段を上りきると、展望台に到着!
展望台には、星を見る回転星座盤が設置されています。
夜に来ても良いのでしょうが、外灯も少ないので気を付けて行ってくださいね。
眺めも良く、心地よい風が吹いて、日の光もぽかぽかで自然を贅沢に感じることができます。ここでお弁当を食べても良さそうですね!
山頂のトイレは調整中で使用できませんでした。
大久野島の山頂まで登り切った達成感と運動した満足感を味わいながら下山。
下山する道は車も通れるほど整備された道で、小さな松ぼっくりやヤシャブシがたくさん落ちていましたよ。
松ぼっくりやヤシャブシの実を拾いながら歩いて、約30分でフェリー乗り場に到着しました。
休暇村大久野島の前には芝生広場があります
たっぷり歩いた後は、休暇村大久野島の本館の目の前にある広場で休憩。
ベンチやテーブルがあるので、ゆっくり座ることができます。
私が大久野島に行ったのは11月下旬で、子ウサギが少しだけ大きくなって巣穴から出て遊んでいる時期でした。
エサを持たずに大久野島に行ったことを少し後悔しましたが、今回はうさぎと、たくさんふれあえましたよ。
しゃがんで待っていると、周りに集まってくれました。
子どもは手を出してしまいますが、エサと間違えて噛んでしまうこともあるので気を付けてあげてくださいね。
ぜひ、家族で大久野島(うさぎ島)を楽しんでください!
住所 | 広島県竹原市忠海町(瀬戸内海芸予諸島) |
駐車場 | 約100台(無料) |
アクセス | 忠海港(乗船時間約15分)→大久野島 |
ー この記事を書いた人 ー
Choco
広島県東部で暮らしています。アウトドアは生活の一部で、薪ストーブや薪風呂がある家に住んでいます。
「とにかく自然が好き!」
遊びも仕事も自然の中でやっています。最近はチェーンソー講座を受けて、徐々にきこりになろうとしています。